感激したニューカレドニアの交通マナー
寒い日本を離れ、南半球のリゾートアイランド、フランス領のニューカレドニアを訪ねた。青く澄んだ綺麗な空と、おいしい空気、人も多くなく、ハワイのような喧騒もない、本当にリラックスできる場所です。
ここニューカレドニアでは、色々と素敵な体験をしたが、中でも感激したことは交通マナーの良さ。「天国にいちばん近い島」は、交通ルールもまさに天国のような素晴らしい場所です。
フランス領ということで、やはり欧州スタイルの紳士なマナーに、いろいろと考えさせられたので、少しブログに残しておきたいと思います。
信号の少ないニューカレドニア
まず気がつくのが、信号が少ないこと。中心都市ヌメアの市街地にはある程度あったが、それ以外ではほとんど見ることがなかった。
もちろん観光客も含め、ある程度の賑わいがあるので、信号がないことが不思議だった。
しかしそんな疑問も吹き飛ぶような、見事な交通マナーがそこにはあった。
歩行者優先が浸透している
とにかく驚いたのが、横断歩道での車の停車率!!!
100%とは言わないものの、90%以上の確率で、車が止まってくれる。かなりのスピードであったとしても、しっかり減速して止まってくれる。かなりのスピードと言っても、日本のようなスピードの車は殆どいませんが…
それはもう見事に止まってくれることに、純粋に驚き、感激しました。日本の都会やアジアでは、横断歩道といっても華麗にスルーのドライバーが多いので、本当に嬉しいことです。やはり欧州の交通マナーがここには有りました。
ラウンドアバウトが機能的、効率的
もう一つ感心するのは信号の代わりに使われる「ラウンドアバウト」。日本語では「環状交差点」と呼ばれており、主にヨーロッパで主流のスタイル。円を描きながら直進したり曲がったり出来る、見た目にも綺麗で、機能的、効率的なシステム。日本でも徐々に導入されているようだが、まだまだマイナーな存在。
これだと信号機による無駄な時間が発生せずに、スムーズな流れが生まれる。しかしその前提には譲り合いの精神が必要になる。我先に行こうとする人ばかりだと、少し危険性もあるのかもしれない。
駐車場もキッチリ駐めている
駐車場は道路沿いに白線が引かれており、そこに駐めるのだが、かなり狭い。しかし皆さん器用に縦列駐車をして、キッチリと駐めている。まさか南国のリゾートアイランド、ニューカレドニアでこんな光景が見られるとは思っていなかった。
これは街中でもビーチ沿いでも変わらなかった。
より良い交通システムのために
日本人の交通マナーは、一般的には世界トップレベルと言われているが、それはもしかしたら強制的なルールの上で成り立っているのかもしれない。一人ひとりがもっと自由に、しかしお互いに配慮しながら、今よりもっと素晴らしい交通システムのために、ここニューカレドニアやヨーロッパに、大いに学ぶ部分があるだろうと感じた次第です。
そしてニューカレドニアに行かれた際は、その辺りも楽しんで頂ければと思います。
KA-TSU
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