【仏影寺(ブリョンサ)】渓谷の中の歴史ある尼寺(韓国蔚珍郡)

長い歴史のある『仏影寺(ブリョンサ)』

韓国慶尚北道の蔚珍(ウルチン)郡は、豊かな自然に恵まれた場所。

そんな自然に包まれた場所にあるお寺があります。

『仏影寺(ブリョンサ)』

651年に創建された、長い歴史のある寺院です。

自然の中にある『仏影寺(ブリョンサ)』

『仏影寺(ブリョンサ)』は、名勝6号に指定されている、その名も「仏影寺渓谷」に位置しています。

駐車場のある場所から、少し広めの遊歩道のような道を約2キロ程進みます。

この道を歩くのが、一つの楽しみのようで、沢山の方が、歩いています。

『仏影寺』を写真で紹介

では、仏影寺を写真で紹介します。

遊歩道からお寺に到着すると、左手には池、その奥には鐘つき堂。

少し進むと日本の神社の手水舎のようなものでしょうか?

左手に行くと、先程の鐘つき堂。

大きな鐘が床スレスレに。

お隣には、大きくて派手な太鼓。

鐘つき堂の反対側にある建物。

元来た道の方に進むと、本堂です。

お寺に着くまでは、広大な広さですが、着いてしまえば、意外とコンパクトです。

『仏影寺(ブリョンサ)』の名前の由来

651年に創建された『仏影寺』。

創建した義湘(ウィンサン)大師の厳しい修行により、山にある岩が仏様の形となり、その仏様の影がお寺の池に映る姿から、『仏影寺』という名前になったそうです。

池の畔から見た、仏様の形をした岩。

何度も焼失した『仏影寺(ブリョンサ)』

『仏影寺』は、火の気運が強いらしく、過去何度も火事や、戦争などにより消失し、そのたびに何度も建て替えしてるらしい。それゆえ、お寺の敷地内には消化器が多いそうです。

そこで、水の気運を入れるために、亀の像があります。本堂の下から支えるように、左右両方に配置されています。

この亀の頭にお金を乗せて、お祈りしている方も多いようです。

お祈りで言えば、お辞儀を3,000回すると願いが叶うと言われているので、立ってお祈り、座ってお辞儀という、まるでスクワットのような、もっと言えばブートキャンプのような感じです。

3,000回まではしていませんが、ひたすら繰り返す様に、すごい信仰心を感じます。

禅宗の尼寺

『仏影寺』は禅宗の尼寺です。

2018年8月現在、20代〜70代までの30人が在籍しているとのこと。20歳を過ぎると入ることが出来るそうで、中にはイタリア人の方もいらっしゃるそうです。

1年に2回、集中して修練する時期があり、夏と冬それぞれ3ヶ月、つまり年の半分は修行をしているのだとか。これはインドから来た制度だと『仏影寺』のナンバー2の尼僧さんが言われていました。

また、精進料理も有名だそうです。

いかがでしたか?

豊かな自然に恵まれた『仏影寺』。紅葉や雪など、四季折々の風景を楽しめる素敵なお寺です。ウルチンに行かれた際は、ぜひお立ち寄りください。

仏影寺(ブリョンサ)基本情報

営業時間:日の出から日没まで

定休日:年中無休

ホームページ

合わせてお読み下さい

韓国慶尚北道のローカルタウン蔚珍(ウルチン)を徹底ガイドしました。ぜひお読みください。

The following two tabs change content below.

KA-TSU

旅行会社に勤務することで旅好きとなり、旅人になるために独立。ガイドブックでは分からない、体験に基づく旅情報を発信しています。 また、SNS等を活用したwebマーケティングや、ビジネスプロデュースなどの依頼にも、極力お応えするようにしています。 私のSNSもぜひご覧ください。