【門司港めぐる】昭和のレトロな門司中央市場を訪ねる(北九州市門司区)

『門司港めぐる』に参加しました!

北九州の人気観光地でもある「門司港(もじこう)」を、地元門司港を愛し、深く知るガイドの方と共に、ディープに散策する人気の『門司港めぐる』。

今回はお友達の「もりみさん」がガイドするということで、初参加です。

結論から言うと、参加して、とっても良かった!

知っているようで、知らないことだらけの楽しいツアーでした!

ということで、ツアーレポートをさせて頂きます。

ゼンリンと「もりみさん」がコラボした門司港レトロの地図

今回のツアーは、もりみさんと、地図の最大手企業ゼンリンとがコラボした、門司港レトロ地区の地図をベースに、メインは昭和レトロな「門司中央市場」を訪ねます。

北九州市が本社のゼンリン。こうしてお友達とコラボしているなんて、本当に嬉しいですね。

いつもの景色が、いつもと違って見えた『門司港めぐる』

さて、『門司港めぐる』ツアーの集合は、「旧門司三井港倶楽部」。

久しぶりに入りましたが、以前にも増して観光客の方が多くなっていて、嬉しいことです。

受付を済ませ、早速ツアースタート。

ガイドの「もりみさん」は、本職のバスガイドさんでもあります。コスプレではありません。

なかなか、ガイドさんの旗の後ろを歩く経験も減ってきたので、何だか新鮮。

関門海峡を望む

お天気もよく、関門海峡、関門橋を望む景色は気持ちが良いです。

ガイドのもりみさんがお気に入りの場所からスタートです。

この景色を後に、来た道を戻ります。

復元工事中のJR門司港駅

当初は平成29年度末完成予定、つまりちょうど今頃出来ている予定でしたが、耐震補強工事等の関係で、今年平成30年秋には一部使用再開、更に完成には1年以上かかるようです。

大正天皇が門司港に御訪問された際の文献なども見つかり、当初予定していたものに加え、唐草模様などの追加がなされるようです。

ちなみに改装前の姿ではなく、創建当時の姿になるそうです。今から楽しみです。

縁結びのお店「Sa.bar(サバー)」

旧門司三井港倶楽部の、道路を挟んだ並びにある「Sa.Bar(サバー)」。

お二階の、かすれてよく見えないピンク?紫?の看板が、「Sa.bar」。

何でもこのお店で定期的に行われている合コンでは、高確率でカップルができるそうで、お店のオーナーは毎月3回位は結婚式に招待されているらしい。

おいしいパン屋さん「天秤座」

人気のパン屋さん「天秤座」はイートインも出来て、とっても良いお店なんですよね。随分ご無沙汰なので、近々伺いたいです。

「三宜楼」を望む

かつての門司港の隆盛を今に語る「三宜楼(さんきろう)」。

「海賊とよばれた男」として有名な出光興産創業者、出光佐三が通ったことでも知られる料亭で、今は観光施設となっています。

この路地にはシルクロード、特にウイグル地区にこだわった「グリシェンカフェ」もあります。

派手な外観が特徴的です。

詳しくはこちらの記事に書いていますので、ぜひご覧ください。

また、教えられて初めて気が付きましたが、こんな素敵な書道教室も。

「三宜楼」に到着。

今日はお時間の都合で、入り口で案内だけして頂きました。

三宜楼に関する記事はこちらでどうぞ。

栄町商店街を歩く

三宜楼から下り、レトロな「栄町商店街」を歩きます。

まるでセットのような風景もチラホラ。

この商店街は、なんだか落ち着くんですよね〜。

何気ない本屋さんも、懐かしさ満載です。

門司港の行きつけ「こがねむし」

栄町商店街の先に、門司港の行きつけ「こがねむし」があります。

ちょうど、ちえさんが出てこられました。

元々もりみさんから教えて頂いたお店です。

この日もオススメのお店としてご紹介されていました。

「こがねむし」に関する記事はこちらでどうぞ。

途中、小原市場を横に見ながら、中央市場を目指します。

門司港の人気干物屋さん「じじや」が見えます。

昭和レトロな「門司中央市場」

本日のツアー最大の観光ポイントである「門司中央市場」に到着です。

実は、ここに描かれている可愛らしい七福神の絵は、本日のガイドである「もりみさん」の作品です。

そう、ガイドのもりみさんは、絵を描くアーティストさんでもあります。

シャッター街として寂れていた「門司中央市場」の活性化のために、この七福神を描かれたそうです。しかも下書きせずに一気に描かれるのが、もりみさんスタイル。

その結果、市場に活気が出てきて、人も増え始め、ナント門司港最大のお祭りである「門司みなと祭」に、「門司中央市場」として60年ぶりに参加されるそうです。

しかも七福神の格好でパレードに参加されるそうです。素敵なお話ですね。

「門司みなと祭」は毎年5月に開催されています。今年は35周年記念で、ミッキーたちディズニーがやって来るそうです。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。

門司中央市場の入り口「S.tart.inn(エスタルティン)」

門司中央市場の入り口、このシャッターのお店は、美味しいタルト、キッシュ、カヌレで人気の「S.tart.inn(エスタルティン)」。

土日の営業なので、この日はお休み。ゆえにこのシャッターが拝めます。心なしか、というよりこの絵、オーナーにかなり似ています。

最近、門司港のイベントで営業されていた時の様子。

オーナーが不在でも、息子さんが立派に売り子さんをされていました。偉い!

お店の情報はFacebookページでどうぞ。

ちなみに、七福神のうち弁財天を除く六福神がここに描かれています。

弁財天は市場の中に。その辺りはまた後ほど。

戦後の闇市として始まった「門司中央市場」

元々は戦後の闇市としてスタートしたそうです。最盛期には70店が連ねる活気ある市場だったとか。

しかし老朽化し、シャッター街となり、寂れる一方だった「門司中央市場」も、この七福神で、活気が少しずつ戻り始めているらしい。

歩くのも怖いと言われていたらしいですが、「七福神」効果か、最近では通る方も増えたそうです。アートの力は凄いです。

もりみさんを支えたお店

この七福神を描いたのは冬の寒い時期。心が折れそうになりながら絵を描かれていたもりみさんを支えてくれたのが、こちらのお店だそうです。

市場の入り口すぐにある食料品店で、こちらの方の優しく、心温まる応援で、七福神が完成したそうです。

実は、この日はFBS福岡放送の取材が入っていました。

もりみさんに2ヶ月ほど密着しているそうで、先日の結婚式にもクルーが来られていていました。個人的にはテレビに映りたくないのですが、ディレクターさん曰く、ちらっと出ているそうです…放送は4月24日の「めんたいワイド」だとか…

もりみさんの凄いサプライズ結婚式は、こちらの記事でお楽しみください。

生活を支える「門司中央市場」

生活に欠かせない食材。ここ「門司中央市場」では、多くがシャッター街ですが、野菜、魚、食料品が何軒も営業されています。

安くて新鮮な食材は、地元の方々の生活をしっかり支えています。

頭上の北九州弁「標語?」が良い感じ

「門司中央市場」を歩いていて、ちょいちょい気になるのが頭上の標語?

北九州弁で書かれています。

沢山あるので、ぜひ皆さんご自身の目でお確かめ下さい。

取材が多い名物店「渡辺食料品店」

名物女将のいるこちらのお店は、テレビの取材などが多いようです。

所狭しと、芸能人との写真やサインが店内にあふれています。

この日も饒舌にお話されていました。

こうしてガイドさんに案内していただくことで、自分一人では出来ないような素敵な交流が可能になりますね。

焼き鳥に合う味噌だそうで、今度買いに来ます。

居心地の良い、縁側的なお店「大都会 門司港」

面白いお店がありました。

レトロな市場にあって、異彩を放つ、キラ星のような存在。

その名も「大都会 門司港」

雑貨、本、そして飲食もできるお店。

北九州弁のバッグが良いですね。

店主も素敵な方で、狭いけれど、何とも居心地の良い空間。まるで、縁側のような感じがします。

毎週末には、無料での映画上映他、イベント盛りだくさん。

「門司中央市場」に行きたくなる理由になる、とっても素敵なお店です。

弁財天はここにいた

七福神のうち六福神は表のシャッターに描かれていましたが、弁財天だけはここに描かれていました。

ここは、九州女子大学の生徒さんたちがリノベーションして、作ったスペースだそうです。ということで、ここに女性の神様である弁財天が描かれているんですね。

七福神の下地の白いペンキは、九州女子大学の生徒さん達によるものらしい。つまり、七福神はもりみさんと、九州女子大学の生徒さんたちの合作とも言えます。

小倉北区の旦過市場でも、北九州市立大学の生徒さん達による「大学堂」がありますが、こうして大学生達が、地元に貢献しているのは、本当に素晴らしいことですね。

ペコちゃんが沢山「おち洋品店」

歩いていると、二度見。

お店の奥が気になる。

入ってみたら、懐かしい感じの人形やグッズ。

特にペコちゃんコレクションが凄い!

ペコちゃんに、こんなにバリエーションがあったとは。

伺ったところ、この「おち洋品店」は「門司中央市場」の中でも、一番古いお店の一つだそうです。現在3代目の店主ですが、店主が辞める時にお店をたたむと言われていました。

お店の中には休憩スペースがあるなど、とっても良い感じのお店なんですけどね…

辞めなくて良いように、沢山の人が集まる場所にしたいな〜と、思いました。

気になるお店も多い「門司中央市場」

他にも、昔ながらのお店に混じって、気になるお店も沢山ありました。

そば仙

名前は以前から聞いていたお店。先程紹介した「三宜楼」の近くにお店を構えていたそうですが、「門司中央市場」に移転したそうです。次回は是非行ってみたいです。

シマネコブックストア

週に3日のみ営業する古書のお店。こちらも名前はよく聞いていましたので、次回はぜひ。

シマネコブックストアのFacebookページ

その他、カフェや骨董品など、気になるお店も色々ありました。

次回は一日かけて、「門司中央市場」を満喫したいと思います。

「門司中央市場」の先には「老松公園」

市場を抜けた先には緑溢れる「老松公園」が現れます。何とも素晴らしい開放感、ロケーション。

藤棚が綺麗でした。

止まっていましたが、噴水も良い感じ。

そして木々の間から見える門司港のランドマーク「門司港レトロハイマート」も素敵です。

公園から見た、「門司中央市場」。

大人気の隠れ家カフェ「Cheka」

そして本日の、最後の訪問先がこちら。

なかなか予約が取れない、大人気のカフェ「Cheka」

このお店も、ここ「門司中央市場」に移転してきたそうです。

昭和レトロな市場とは思えない、とっても素敵な空間です。

一階にはカウンターと、小さなテーブルが2つだったかな。

私たち『門司港めぐる』ツアー御一行はお二階へ。

この急な階段を登ります。

階段というより、はしごに近い!?

上から見ると、急角度がよく分かります。

ここを店員さんが、慣れた様子で行ったり来たり!凄いです!

お二階は8名で満席。

帰り際に撮影したので、テーブルが散らかっていますが、お許しを。

落ち着く隠れ家カフェで頂いたのが「おまかせ定食」

この日のメインはハンバーグ。

そして唐揚げ。

どちらも美味しかったですが、唐揚げのサクサク感が良かったな〜。

ツアーにはここまで付いていましたが、追加でデザートとドリンクを頂きました。

こちらは抹茶白玉パフェとドリンクセットのコーヒー。

適度な甘さの抹茶白玉パフェと、深煎りの珈琲がよく合ってました。

そしてチーズケーキ。

カフェオレ。

どれも美味しく、優しいお味でした。

狭いけれど、落ち着く素敵な空間で頂く、優しいお料理。これは人気出るはずですね。

あまり更新されていないようですが、「Cheka」のFacebookページ

大満足の『門司港めぐる』ツアー

ということで、食事が済むとともに、本日のツアーは解散となりました。

いや〜とっても楽しかった!大満足です。

「Cheka」のランチ代を考えたら、ほぼボランティアのような今回のツアー。こんなに安くて良いのか!と思ってしまいますが、地元門司港を愛する皆さんが、門司港の魅力を伝えたい!その気持で運営していることを、ヒシヒシと感じました。

ぜひ機会があれば、門司港をディープに楽しむ『門司港めぐる』に参加されてみて下さい。

詳しくは『門司港めぐる』の公式ホームページ、またはFacebookページにて、ご確認下さい。

最後になりますが、今回のツアーでお世話になりました、『門司港めぐる』を主催する「門司港レトロ倶楽部」の皆様、「門司中央市場」の皆様、そしてガイドのもりみさん、本当にありがとうございました。

そして長い文章を、最後までお読み頂きました皆様、心より感謝したします。本当にありがとうございます。

私は今回の『門司港めぐる』ツアーで、門司港が、そして北九州が、もっと好きになりました!

ツアー終了後、大満足の余韻に浸りながら、気になっていた「大都会」でコーヒーを頂きました。

北九州弁のコースターに、思わず笑みがこぼれます。

やっぱり「大都会 門司港」は、縁側のようなお店だ〜!

門司中央市場 情報

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KA-TSU

旅行会社に勤務することで旅好きとなり、旅人になるために独立。ガイドブックでは分からない、体験に基づく旅情報を発信しています。 また、SNS等を活用したwebマーケティングや、ビジネスプロデュースなどの依頼にも、極力お応えするようにしています。 私のSNSもぜひご覧ください。