甘いもの、とりわけカキ氷の好きな私KA-TSUが、韓国、釜山で美味しいと評判のかき氷(パッピンス)を食べ比べてみましたので、記事にしたいと思います。これから釜山で、美味しいカキ氷をお探しの方のお役に立てたら幸いです。
ミールトップ(ミルタッ)釜山店
現代デパートの9階にある、人気のお店。地元では「ミルタッ」というそうです。本店はソウルの同じく現代デパートにあり、人気に伴い、釜山店も、同じ現代デパートに出店されたそうです。
お店は壁がなく、オープンな雰囲気のお店です。百貨店という場所もあり、多くの方で賑わい、その人気ぶりが伺えます。また百貨店の客層ということで、年配の女性が殆どです。
メニューを見ると餡子が売りのようで、どのメニューにもかかっていました。ということで抹茶餡子、日本的に言えば宇治金時を注文してみました。お値段は7,000ウォン。どのメニューも同じ価格です。注文はカウンターで行ない、そこで支払いです。
席に座ったら、すぐにパッピンスがやってきました。かなりのスピードです。
見た目は7,000ウォンという価格にしては、少々小ぶりですが、一人用としては十分な大きさ。
氷はサラサラとまではいかないものの、ザラザラ感のない、食感です。餡子は、甘党の私でもかなり甘く感じました。甘いぜんざいのような感じです。抹茶は多分本物の抹茶でなく、抹茶味の蜜だと思いますが、控えめなお味です。餅には味付けがしてあって、ほんの少し塩っぱい感じです。甘さの中にアクセントをつけたのでしょうか?
ミールトップ(ミルタッ)釜山店 店舗情報
住所:Hyundai Department Store Busan 9F,62-5 Beomil 2(i)-dong, Dong-gu, Busan, South Korea
営業時間:10:30−22時
定休日:デパートの休業日
雪氷(ソルビン)西面店
こちらは韓国で大人気のパッピンスのお店。釜山からスタートして、今や韓国全土にお店を持つ、有名なカキ氷のお店です。そして2016年6月には東京に出店し、今後日本各地での出店を予定しているそうです。
さて、伺ったのは釜山一の繁華街「西面(ソミョン)」にある西面店。
地図では分かりやすい場所のはずなのですが、なかなか見つけられません。それもそのはず、店名が「Korean Dessert Cafe」としか書いてなく、どこにも「雪氷」の文字が見当たりません。ようやく見つけ、ビルの横にある階段から2階を目指します。
店内はとっても広く、賑わっています。若者あふれる街だけに、やはり客層は10代~20代の若者ばかりです。
さて、この店の一番人気といえば、「きな粉」のカキ氷。かき氷と「きな粉」とは、ミスマッチな気がしますが、だからこそ、食べてみたくなります。価格は7,000ウォン。
カウンターでオーダーすると、呼び出しベルが渡されます。
繁盛しているのか、結構待たされます。そして呼び出しベルが鳴り、自分で取りに行きます。
実際に目にしたかき氷(パッピンス)は、本当にきな粉がたっぷりと乗った、見たことのない光景です。サイズも比較的大きめで、期待が高まります。
まずはスプーンを入れる。ん…抵抗が少ない。そして一口。まるで粉雪のような食感で、今まで食べたことのないようなサラサラの氷。まさにお店の名前通り「雪のような氷」です。この粉雪のような氷ときな粉が絶妙な美味しさ。
そして小さなお餅が、食べやすく、名脇役です。さらに上に乗ったアーモンドスライスも良いアクセントとなっております。
さらに、ミルクというか牛乳が付いてきます。これもまた「きな粉」との相性ピッタリ。
かき氷は後半になると、美味しさが薄れがちですが、このカキ氷は、飽きがこなくて、むしろ食べるほどに美味しさが増すような感じがして不思議です。
今回紹介した3店の中で、味だけを評価すれば、一番美味しかったですね。日本にも出店ということで、そちらも楽しみです。ちなみに帰国時に釜山の金海空港にもあったので、立ち寄りましたが、まさかの機械故障で、食べることができませんでした。残念。
雪氷(ソルビン)西面(ソミョン)店 店舗情報
住所:26, Jungang-daero 692beon-gil, Busanjin-gu, Busan, South Korea
営業時間:10−23時
定休日:旧正月、秋夕(チュソク)
ポソンノクチャパッピンス
今回紹介する中で一番オススメのお店はここ「ポソンノクチャパッピンス」です。
伝統的な釜山のかき氷、パッピンスを、低価格で楽しめるお店で、地元の方々が愛してやまないお店のようです。
まずは場所が分かりにくいので、案内させて頂きます。地下鉄2号線南川駅の3番出口を出ます。地上に出たらUターン。2つ目の角を右に曲がります。そうすると70~80メートル先に、道路をまたいで斜めに生えている植物が目印です。
近づいてみると、植物に覆われた、古めかしい建物。いわゆる昭和な雰囲気のお店。
店内はなんとも不思議な雰囲気で、地元の、近所の方々から、スーツ姿の社長さんのような方々、若者と、老若男女に愛されているのが伝わってきます。
特にメニューもなく、ハングル文字と2,500の文字しかなく、壁にあったかき氷のポスターを指さして「アイス」と一言。
すると2,500ウォンとのこと。これはめっちゃ安いな~と思って待っていると、出てきたのはなんと「アイスコーヒー」。それで2,500ウォンか!と納得し、ちょうど喉も渇いていたので、それも頂くことにし、ゼスチャーでかき氷のオーダー。すると後ろから現れたおじさんが「パッピンス」と言って下さり、無事注文完了。どうやらカキ氷のメニューは一つしかないようです。
なお、おばちゃんはカウンターの中だったので、このポスターのことだとは、わからなかったようです。そしてこのポスターは、新聞に紹介された記事を拡大したものでした。ご注文の際には、「パッピンス」とお伝えくださいね。
そしてまず驚いたのがお値段。なんと2,500ウォン。アイスコーヒーと同じ値段ではないですか!日本円で240円程度(2016年7月現在)でしょうか。他の店舗の約3分の一といった金額です。
パッピンスもすぐに出てきました。しかも十分の量で、とにかく驚きのコストパフォーマンスです。
氷の質は「雪氷」ほどはないにせよ、なかなかのサラサラ氷。餡子は程よい甘さで、しっかりとした味付け。しかもたっぷりと乗っています。その上の抹茶パウダーもポイント高し。これこそ伝統的な韓国パッピンスでしょう。
食べ進むと、中にはほのかに練乳が練りこまれているようで、これまた美味。価格が安いのに、芸が細かいです。
そしてこのお店は安い、美味しいだけではありません。とにかくおばちゃんが明るくて優しくて、ホッとします。まずはお茶を出してくれました。旅先でこのような心遣いを受けると、本当に嬉しくなります。言葉は通じませんが、「マシッソヨ(美味しい)」とか、「ナイス」など、片言のハングルや英語でも、気持ちは十分に伝わります。
さらに店内は広いよ~と指差され、店内散策。まるで植物園のような中にテーブルと椅子があり、これはめっちゃくちゃ落ち着くではありませんか!
さらに「あっちにもあるよ~」と指差されたのは、道を挟んで反対側。そう植物が覆っていた先も、ここのお店だったのです。
決してきれいなわけではありませんが、とっても落ち着く雰囲気で、まるで隠れ家カフェです。
お二階はオープンカフェです。
さらに本館?の2階も素敵な感じです。
とにかく、安く、美味しく、落ち着く、とっても素敵なお店です。「雪氷」のようなお店も良いですが、個人的にはこういったお店が大好きですね。このお店に来るために、また釜山に訪れたくなる、そんなお店でした。
ポソンノクチャパッピンス 店舗情報
住所:363-3 Namcheon-dong, Suyeong-gu, Busan, South Korea
営業時間:10−22時
定休日:なし
カード:不可
以上、釜山の美味しいパッピンス(かき氷)のお店をご紹介させて頂きました。皆様のお役に立てるなら、この上ない幸せです。
KA-TSU
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