【若戸渡船】船旅気分が楽しめる市民の足(北九州市若松区、戸畑区)

北九州市若松区と戸畑区をつなぐ市民の足『若戸渡船』

北九州市若松区と戸畑区は洞海湾を挟んでいるので、直接移動するための移動手段は車、バスなどを使って若戸大橋、または若戸トンネルを通るか、若戸渡船を利用するかの選択となる。私は車を運転するのが好きではないので、もっぱら若戸渡船の利用を好んでいます。

若戸渡船は明治維新以前から運行されていたそうで、若松の地主、山本喜七郎氏の一族が個人経営で代々営んできた「大渡川渡船」が前身。その後の若松、戸畑両市、町の共同事業、そして現在の北九州市の事業として受け継がれており、気軽な市民の足として今日まで愛され続けています。(一部北九州市役所のホームページの文章を引用)

市民の足としての若戸渡船ですが、旅行者の視点としても、大変楽しめるので、乗ったことのない方、市外からお越しの方に若戸渡船の魅力についてお伝えしたいと思います。

若戸渡船の魅力

わずか3分の船旅は、まるでミニクルーズの気分が味わえる

直線距離400mという短い距離を運行する若戸渡船。片道の所要時間はたったの3分。しかし船の上から見る景色は普段地上から見る風景とは全く違ったものです。そして2階デッキ席では潮風を受けながら、とても気持ちの良い時間を過ごせ、まるで船旅、ミニクルーズと言った趣です。

船上から見る若戸大橋は格別

若戸大橋はどこから見ても画になりますが、海の上から見上げるその姿は格別なものです。たった3分の船旅の間中、ずっと見ることが出来、しかも角度が変われば見える姿形も変わって、本当に素敵です。また戸畑発、若松発で海上を運行する位置が違うので、これまた違った若戸大橋の姿を楽しめます。

片道たったの100円で楽しめる非日常体験

若戸渡船の大きな魅力の一つが片道たったの100円であること。毎日通勤通学で利用されている方にとっては往復200円が安いかは判断が難しいところですが、たまに利用する者にとっては本当に格安で、非日常体験が出来る、本当にありがたい運賃です。

自転車も一緒に乗船できます

自転車も一緒に乗船できるのが、市民の足として活躍する若戸渡船ならでは。運賃も50円とこちらも嬉しい。北九州市のレンタサイクルを借りて、小倉から戸畑、そして若松へと足を延ばすのも一つのプランとしておススメです。

若松、戸畑両渡船場近くにある魅力的な風景やお店もおススメ

若戸渡船に乗る楽しみは、移動する時のみならず。降りてからのお楽しみも沢山あります。私はこれが楽しみで、若戸渡船を利用することが多いです。

若松側は、渡船場の周辺が絶好の観光スポット。海岸沿いのボードデッキはとっても、ロマンティックで、座って海を眺めているだけでも楽しい時間が過ごせます。また周りにはレトロな上野開運ビル、旧古河鉱業若松ビルなどの建築物も楽しめ、オシャレなカフェも多く、クロワッサンやソフトクリームでも有名な三日月屋などのグルメスポットでもあります。

戸畑側では 杏仁豆腐で有名な中華の名店中山楼、戸畑ちゃんぽん、ラーメンなどが格安で楽しめる八福(閉店しました)など、こちらも人気のグルメなお店があります。

また両岸から眺める若戸大橋の絶景は言うまでもありません。

若戸渡船を貸し切りして本格的なクルージングが楽しめる

なんと若戸渡船は、貸し切りが出来ます。まだ経験はありませんが、いつか必ず実現してみたいと思います。詳しくは北九州市のホームページでご確認ください。

このように、様々な魅力のある若戸渡船。ぜひお天気の良いときに、手軽に旅気分を味わってみてはいかがでしょうか?

若戸渡船場へのアクセス

戸畑側:JR戸畑駅北口からまっすぐ若戸大橋方面(正面に見えています)にまっすぐ約10分。

詳しくは北九州市のホームページをご覧ください。

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KA-TSU

旅行会社に勤務することで旅好きとなり、旅人になるために独立。ガイドブックでは分からない、体験に基づく旅情報を発信しています。 また、SNS等を活用したwebマーケティングや、ビジネスプロデュースなどの依頼にも、極力お応えするようにしています。 私のSNSもぜひご覧ください。