江戸時代の風情を残す素敵な町並み『木屋瀬』
ここ木屋瀬は、旧長崎街道の宿場町。今も江戸時代の面影を残す、とっても素敵な町。北九州市八幡西区ですが、北九州市民ですら、よく知らない人が多い。もともとは、福岡県鞍手郡だったそうで、そういう事も影響しているのか?そんなこともあり、素敵な町なのに、観光客も少なく、とてもゆったりできる場所です。
ちょっとした路地がとても素敵です。
木屋瀬は北九州の南西に位置して、南に直方市、西に鞍手郡が接する場所です。車で行く以外には、筑豊電鉄が便利。JR黒崎駅の横にある筑豊電鉄の黒崎駅前から電車に揺られて木屋瀬まで約30分。JRとは違う電車の旅が楽しめます。
ひな祭り時期の木屋瀬は必見です
木屋瀬には様々な魅力があるが、その一つがひな祭りシーズン。この時期の木屋瀬は、とっても素敵なんです。大分県日田市のひな祭りも有名ですが、ここ木屋瀬のひな祭りも素晴らしいですよ。
特におすすめは「もやいの家」
ひな祭りの時期、やはりここは外せません!元は呉服屋さんだそうで、今は小さな美術館です!季節に応じた様々な展示品が楽しめますが、この時期は所狭しと、ひな人形が飾られています。入場料もかかりません。
皇族のお雛様!皇族は、お内裏さま、お雛様の場所が逆なんだそうです!そして黒の装束。
こちらは明治の頃に流行った、五段雛だそうです。
そしてお茶と、お菓子のおてもなし。優しい地元のボランティアさんと、色々なお話で楽しいひと時。入場無料で、こうして地元を愛する方々と楽しく語り合える事も、旅の魅力です。
近くには、もやいの家で飾りきれないお雛様が展示されてました。
木屋瀬の総鎮守『須賀神社』
そして木屋瀬の総鎮守、須賀神社も必見のポイント。
須賀神社は各地になりますが、須佐之男命(スサノオノミコト)を祀っているのが須賀神社だそうです。たまたま居合わせた神社の方に教えていただきました。旅をすると見聞が広まり、知識も深まります。
夏の大きなお祭り「筑前木屋瀬祇園祭」は、ここ須賀神社のお祭りです。
放送作家、伊馬春部さんの旧居「旧高崎家住宅」
こちらも必見の「旧高崎家住宅」。
高崎家は江戸時代から続いた商家で、この建物は1835年に建てられた貴重なもので、北九州市の有形文化財。また有名な放送作家、伊馬 春部(いま はるべ)さんの旧居としても有名です。
からくり窓。高い位置にありますが、紐で開閉可能!
裏に回ると、見どころの船底天井。写真では良く見えませんが、二階の天井は、丸くアーチ状になっています。確か以前は、2階に上がれたと思うが、今は上がれませんでした。
雨戸の仕掛けも面白い!これもここの名物、観光の目玉です。
地元愛あふれる木屋瀬の方々
木屋瀬を訪れるたびに感じるのは、ここに住んでいる方々は優しい方が多い。そして木屋瀬を愛しているということ。この日も、説明看板を読んでいたら、地元のおじちゃまから声をかけて頂き、様々な歴史の話などをお聞かせいただいた。熱心に地元の歴史を語って頂き、本当に勉強になった!木屋瀬の方々は、皆、地元愛に溢れている!本当に素敵な方ばかりだ!
こちらは木屋瀬宿の西の入り口「木屋瀬宿西搆口跡」。大変貴重な史跡です。
江戸時代の雰囲気、風情を楽しめる素敵な町「木屋瀬」で、ぜひゆったりとした時を過ごしてください。
KA-TSU
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