北九州夏の三大祭『黒崎祇園山笠』の「笹山笠」
北九州の夏を彩る祇園祭の数々。太鼓の祇園「小倉祇園太鼓」、ユネスコ無形文化遺産でもある、光のピラミッド「戸畑祇園大山笠」。
これらと並び、北九州夏の三大祭りの一つに数えられる「黒崎祇園山笠」。派手な電飾を纏い、「けんか山笠」とも称される勇壮なお祭りです。
その「黒崎祇園山笠」の原型とも言われる、昔の姿が「笹山笠」。明治39年以前は全山笠が笹山笠だったそうです。
通常はお汐井取りの際のみ運行する「笹山笠」ですが、今回は特別運行ということで、大変貴重な行事が、2018年7月8日日曜日に開催されました。
これは、黒崎祇園山笠保存会の創立50周年を記念する、特別な行事だそうです。
まずは一宮神社に集結
各山笠は特別運行の出発地である、北九州市八幡西区の一宮神社を目指します。
朝9時頃から、徐々に各町内の各山笠が集まり、一宮神社でお参りを済ませます。
お参りを済ませ、はちまきを締め直し、気合も高まります。
10時出発までの、しばしの間、太鼓の音色や、こういった和やかなシーンを楽しめます。
笹山笠 特別運行 開始
10時になると、各山笠が順番に運行を開始しました。
各山笠は、その装飾など、独自のスタイルを持っています。
ゆっくりとした運行から、一気にスピードアップしたりという、この緩急も『黒崎祇園山笠』の魅力です。
8基の笹山笠による運行は、圧巻です。
黒崎祇園山笠の特徴の一つとして、商店街の中を運行する姿も挙げられます。
春日神社への参拝
笹山笠は、途中、春日神社で参拝します。
参拝を済ませ、気持ちを新たに運行です。
方向転換するときのスピード、緊張感も『黒崎祇園山笠』の大きな魅力です。
笹山笠、商店街へ
笹山笠は商店街へと進みます。
商店街でしばしの休息。
岡田宮への参拝
休憩を済ませた後、最終ポイントの「黒崎ひびしんホール」に向け出発します。
その途中、岡田宮に向かって参拝。
そして、力強く運行再開。
笹山笠、全8基集結
最終目的地の「黒崎ひびしんホール」へ、各山笠が集結します。
山笠を運行状況を見つめる。
特別運行を終え、達成感に満ちた表情。
全8基の笹山笠、壮観です。
山笠関係者の皆様、大変お疲れ様でした。大変素晴らしく、貴重な体験をさせて頂きました。本番も楽しみにしています。
当日の様子を動画にしてみました。ぜひご覧下さい。
2018年の『黒崎祇園山笠』スケジュール
今年2018年の『黒崎祇園山笠』は7月20日(金)〜23日(月)の4日間開催されます。
特に初日の前夜祭・山笠競演会、最終日の解散式は見逃せません。
詳しくは北九州市のホームページをご覧ください。
また、北九州市内の各祇園祭、夏祭りのスケジュールをまとめていますので、合わせてお読み頂ければ幸いです。
KA-TSU
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