トム・クルーズの代表作品『ミッション:インポッシブル』
トム・クルーズの代表作は数々ありますが、中でも『ミッション:インポッシブル』は外すわけにはいかないでしょう。1996年の第一作目の公開以来20年近く続く、大ヒットシリーズです。トムクルーズ演じるCIAの特殊作戦部IMF(インポッシブル・ミッション・フォース)の敏腕エージェント「イーサン・ハント」の活躍を描くスパイアクション映画です。
『ミッション:インポッシブル』の魅力は、何といってもトムクルーズのアクション。スタントマンを使わずに、トムクルーズ本人が体当たりで演じるアクションは迫力満点です。そして、スパイ映画らしいハラハラドキドキのストーリー展開も大きな魅力です。毎回ワクワクさせられます。
しかし人間の記憶というのはなんと曖昧なのでしょうか?あれ?3作目ってどんなだったっけ?今は何作目だったっけ?なんて方も多いのではないでしょうか?私自身がまさにそんな状況です。
ということで、改めて全作品のレビューをすることで、自分自身の備忘録、そして皆様のお役に立てたら幸いです。
なお記憶があいまいでしたので、Hulu(フールー)で、過去の作品を改めて見直しました。2週間の無料期間中だけでも映画見放題なので、めっちゃお勧めです。
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ミッション:インポッシブル
1996年公開/監督:ブライアン・デ・パルマ
今観ると地味ですが、個人的にはシリーズの中で一番好きな作品。アクションは必要十分で、ストーリー展開が面白い。誰が味方でだれが敵なのか?どんでん返しの連続で、サスペンス作品としても楽しめます。ジョン・ヴォイド、ジャン・レノが良い味出していました。ラストの列車とヘリコプターのアクションもトムクルーズ本人によるもので、見応え十分。TVシリーズとキャスト設定が違うなど、往年のファンからは不評ですが、それをあまり知らない世代にとっては、映画として十分楽しめます。
個人的おすすめ度:☆☆☆☆☆
主な舞台:プラハ、ロンドン、パリ行きTGV(新幹線)内
《解説》
往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」をT・クルーズが製作と主演を兼ね、B・デ・パルマ監督で映画化したサスペンス超大作。
東欧で展開されたスパイ組織IMFの作戦は情報漏れのために失敗に終わる。多くの仲間を失ったイーサン・ハントは、これがIMF内の裏切者を見つけ出すための作戦だと言うことを知るが、その疑いは自分にかかっていた。真実を暴くために、死んだリーダー、ジム・フェルプスの妻クレアと連絡を取るイーサン。彼は、元CIAのクリーガーと天才ハッカーのルーサーを新たなメンバーに加え、武器商人マックスから得た情報を元に大胆不敵にもCIA本部への潜入を試みる……。
企画、スタッフ、キャスト共に大ヒット間違いなしの布陣で、エンタテインメントとしても及第点は軽く突破しているが、それ以上の魅力に欠けるところが惜しい。スパイ合戦が現実的と思えなくなった今、裏切りをテーマにしているのも悪くはないが、本来のTVシリーズの持っていた、仲間が一致協力して不可能を可能にするという面白さはなく、いくつかの“反則”には黙っていられないTVシリーズのファンも少なくなかろう。所詮、T・クルーズのスター映画と言ってしまうのは簡単で、それでもここまで娯楽に撤しているのなら文句もないが、そうなるとなぜこの題材なのかという疑問が湧いてくるのである。皆がよく知っているからという商売上の理由だけで、このスタッフの中にTVシリーズを好きだった人間がいないような気がする—そこが一番辛いところだ……。にしてもラロ・シフリンのテーマは名曲であった。<allcinema>
M:I-2 ミッション:インポッシブル2
2000年公開/監督:ジョン・ウー
拳銃の撃ち合い、そしてお決まりのハトが飛ぶ、ジョン・ウー監督らしいシリーズ2作目。ロッククライミングシーン、バイクシーンは、本当にこんなことが出来るのかと、驚くばかりのアクションシーン。ただ、ストーリーよりもアクションシーン重視のようで、最後はカンフー映画のようでした。やはり監督でテイストが変わります。やりすぎ感のあるアクションで、個人的にはあまり好きではない作品ですが、ここは意見の分かれ目でしょう。ちょい役ですが、イーサンハントのボス役として、アンソニー・ホプキンスが出ており、独特の存在感があります。この作品からイーサンハントのヘアスタイルがロン毛気味になる。とくにこの作品の時が一番長いかな。
個人的おすすめ度:☆☆☆
主な舞台:セビリア、シドニー
《解説》
トム・クルーズ主演による、人気シリーズ第2作。トム演じる主人公のイーサン・ハントが2丁拳銃を手に空を舞うなど、前作とは一味違ったジョン・ウー監督による独自のアクション・シーンが満載! 休暇中のイーサンのもとに、緊急指令が下った。それはテロ集団に奪われた致死細菌“キメラ”の奪回。早速新チームが編成されるが、そこには見知らぬ女盗賊・ナイアの名があった。不審に思いながら、イーサンは彼女に接近を図る。
<allcinema>
M:i:Ⅲ ミッション:インポッシブル3
2006年公開/監督:J.J.エイブラハム
イーサンハントが結婚するというスパイらしからぬストーリー展開。とらわれた妻を救出するという、何とも辛い設定です。スパイと家庭の両立って難しいんだろうなと、しみじみ感じてしまう。「マトリックス」でモーフィアス役を演じた、局長役のローレンス・フィッシュバーンが圧倒的存在感。結局、今回のミッションは一体何だったのか、今一つ分かりにくい。そのためか、シリーズ最低の興行収入。個人的には冒頭のシーンがこの映画を大きく左右しているように感じる。後半の妻が捕らわれ、酷い仕打ちに遭うシーンを最初に見てしまうと、その前提で観てしまうので、映画を観ている間、ずっと重たい気持ちのままだった。ヘアスタイルが少し短くなって、個人的には一番かっこよいと思います。
個人的おすすめ度:☆☆
主な舞台:バチカン、上海
《解説》
トム・クルーズ主演の大ヒット・スパイアクション・シリーズの第3弾。フィアンセとの結婚を控え、一線を退き教官として後進の指導に当たっていた主人公イーサン・ハントが、巨大な敵を前に、再び限りなく不可能に近い危険なミッションに挑む。共演は「カポーティ」でアカデミー主演男優賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマン。監督は人気TVシリーズ「エイリアス」「LOST」のJ・J・エイブラムス。本作が劇場映画のデビュー作となる。
超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサン・ハント。現在は引退し、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセの看護士ジュリアとの結婚を控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、イーサンのもとにIMFから新たなミッションが届く。教え子である女性エージェント、リンジーが悪の組織に拘束されてしまったのだ。さっそく同僚と共に救出へ向かうイーサン。やがてそんな彼の前に、国際的な闇ブローカー、オーウェン・デイヴィアンが立ちはだかる…。<allcinema>
ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル
2011年公開/監督:ブラッド・バード
新メンバーにジェレミー・レナーを迎え、全体的に厚みが出た4作目。スピーディーな展開と、伏線を効かせたストーリーが楽しめる作品。ドバイの高層ビル「ブルージュ・ハリファ」でのアクションが見もの。この作品からBMWとのコラボが見られ、6シリーズ、発売前のi8、壊されるだけの1シリーズなど、ガチガチ。悪役の最後の行動は、彼がただの下っ端という事か?また前作に引き続き、スパイの結婚の辛さ、そして改めて観ると、次回作へのミッションがしっかり告げられている。なお、全作品に出演のルーサー(ヴィング・レイムス)がラストシーンのみの出演は少し残念。無理矢理にでも、全作品への出演をさせたいという感じなのか?前作から出ているベンジー(サイモン・ペグ)の存在もシリーズにユーモラスな雰囲気をもたらしている。ブラント役のジェレミー・レナーは、「ボーン・レガシー」でCIAのスパイを演じており、主演のトム・クルーズに加え、準主役として存在が大きい。前作から打って変わって、スパイアクション映画として楽しめる作品です。
個人的おすすめ度:☆☆☆☆
主な舞台:モスクワ、ドバイ、ムンバイ(インド)
《解説》
往年の人気TVシリーズをトム・クルーズ主演で映画化した大ヒット・アクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第4弾。爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられたイーサン・ハントとそのチームが、組織の後ろ盾を失いながらも事件の黒幕を突き止めるべく世界を股に過酷なミッションに挑む姿を圧倒的なスケールで描き出す。共演は「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナー、「ショーン・オブ・ザ・デッド」のサイモン・ペッグ、「プレシャス」のポーラ・パットン。監督はこれまで「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」などアニメ作品を手がけ、これが実写初挑戦となるブラッド・バード。
ある罪状でモスクワの刑務所に収監されていたイーサン・ハントはIMF(米国極秘諜報機関)チームの手引きで脱獄を果たし、新たな任務に就く。それは、核テロを目論むコードネーム“コバルト”という人物の情報を入手すること。そして、ロシアの中枢クレムリンへ侵入するイーサンたちだったが、突然爆破事件が発生、何者かの陰謀によってその容疑がイーサンのチームにかけられる。さらに、米国大統領は政府の関与を否定するべく“ゴースト・プロトコル”を発令、イーサンらはIMFから登録を抹消されてしまう。政府に見捨てられたイーサンたちは、孤立無援の中で事件の黒幕を追い、さらなる核によるテロを未然に防ぐという過酷なミッションの遂行を余儀なくされる。そんな中、世界一の高さを誇り、最新のセキュリティシステムで守られたドバイの超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”で黒幕たちの取引が行われることをかぎつけたイーサンだったが…。<allcinema>
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
2015年公開/監督:クリストファー・マッカリー
53歳とは思えないトムクルーズの飛行機しがみつきの驚愕アクションからスタートする最新作。CIA長官から解散させられたIMF。そのCIA長官を演じていたのは、アレックス・ボールドウィン。「レッドオクトーバーを追え」でCIAのスパイ「ジャック・ライアン」を演じた彼が、CIA長官という設定も面白い。冒頭の飛行機シーン、バイクチェイス等、本物のアクションは迫力が凄い。バイクシーンは2作目と比べて、リアリティがあります。CIA長官から敵対視されていたイーサン・ハントが、その活躍で信頼を得て、最後には長官もチームに!?次回作が楽しみなラストシーンでした。敵か味方かわからない謎の女性「イルサ」の存在も良かったです。名脚本家でもある監督のクリストファー・マッカリーの演出も良かったと思います。
個人的おすすめ度:☆☆☆☆☆
主な舞台:ウィーン、モロッコ、ロンドン
《解説》
トム・クルーズ演じる伝説のスパイ、イーサン・ハントが数々の不可能なミッションに挑む大人気アクション・シリーズの第5弾。イーサン率いるスパイ・チーム“IMF”が解体の危機に直面しながら繰り広げる、謎の組織“シンジケート”との究極の諜報バトルの行方を、迫力のアクション満載に描く。共演はジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン。監督は「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。
イーサン・ハントと彼のチーム“IMF”は、各国の元エリート・スパイたちによって結成され、国際的な陰謀をめぐらす謎の組織“シンジケート”を追っていた。しかしその矢先、IMFはCIA長官によって解散を命じられ、メンバーはバラバラに。その後、単身でシンジケートの実体解明を進めていたイーサンは囚われの身となってしまう。その窮地を救ったのは、なんと敵側のスパイと思われた謎の美女イルサだった。やがて秘かにベンジーらチームのメンバーを再集結したイーサンは、敵か味方か分からないイルサをも、その能力を買ってチームに加えると、シンジケートを壊滅すべく史上最大の不可能ミッションに挑むのだったが…。<allcinema>
全作品をまとめて観ての感想(レビュー)
今回最新作の公開を機に、過去の全作品を観ることが出来ました。その上で感じたことを少々。まず映画の題材となった「スパイ大作戦」は、ほとんど感じることはありません。唯一残っているのがテーマソングと、導火線に火をつけるお決まりのシーン、これだけでしょう。ただこのテーマソングと、導火線シーンこそが「ミッション・インポッシブル」らしさの象徴というのも不思議な感じです。
映画の見どころとしては、毎回のインパクトあるアクションシーン。1作目は列車とヘリコプター、2作目はロッククライミング、バイクの曲芸、橋の上での戦闘シーン、上海での高層ビルシーン、4作目はドバイでのスパイダーマンアクション、5作目は飛行機しがみつきと、バイクシーン。そのいずれもがスタントマンを使わずに、トム・クルーズ本人が演じているところに、彼の役者魂を感じます。そうなると自ずと映画としての限界が見えてきますので、次回作以降60歳近くなったトム・クルーズはどうするのか、楽しみでもあり、少々不安でもあります。あのジャッキー・チェンでさえ最近はアクションがあまり見られなくなりましたからね。
助演の女性も、一つの見どころです。1作目は妖艶な雰囲気の、チームのエマニュエル・ベアール、2作目はキュートな魅力の女性泥棒役のダンディ・ニュートン、3作目は奥様役のミシェル・モナハン、4作目は女性らしさと強さを持った、チームのポーラ・パットン、5作目は謎の存在であるイルサを演じたレベッカ・ファーガソン、007のボンドガールのように毎回男女の関係になるというわけではありませんが、映画に花を添える存在です。
毎回名脇役の存在感が大きいのも特色です。1作目はジョン・ヴォイド(アンジェリーナ・ジョリーのお父さん)、ジャン・レノ、2作目はアンソニー・ホプキンス、3作目はローレンス・フィッシュバーン、4作目はジェレミー・レナー、5作目はアレックス・ボールドウィン。毎回誰が出てくるのかが、実はミッション・インポッシブルの楽しみ方の一つです。
監督が毎回違うのも楽しめるポイントであり、作品によってテイストにばらつきがあるのも、ミッション・インポッシブルシリーズの特徴と言えます。次回はどんな監督がどんな作品をリリースするのか、今から楽しみです。こうして『ミッション・インポッシブル』シリーズ全作品を一挙に観て、比較することで、このシリーズの特徴など分かり、面白いですね。ぜひ皆さんも改めてご覧になられてはいかがでしょうか?
過去に見た作品を改めて観てみると、その時とは違った見え方をするものですね。何度も観るって大切だと改めて感じました。今は以前のようにレンタルショップで借りなくても、自宅でパソコンやスマホ、タブレットで映画を気軽に楽しめる時代になり、映画好きには本当にありがたい時代です。
ちなみに私はHuluで観てます。全ての映画ではありませんが、観たいものはかなり網羅されていて、月々1,000円くらいですから、本当にありがたいです。最初は2週間無料なので、気軽に試せるの良いです?めっちゃおススメです!ただしハマりすぎ注意です(笑)今後Amazonプライムで観れる作品が多くなれば、そちらも良いですね。
KA-TSU
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